剣キチ村からの武道の旅

戯言

武道をはじめて数十年。物心ついたあたりには始めていたのによく飽きもせず。

武道は自分にたくさんのことを教えてくれた。体のことも心のことも。自分のことも他人のことも。プライベートも仕事も。結局自分が生きている中で出会うあらゆることを武道の過程で教えてもらった。(別に人付き合いがうまいわけではないけど)

そもそも自分から進んで始めたわけではないこともあって、「何で自分は武道をやっているのだろう」と常に思っていた。なのにいつのまにか「自分にはこれしかない」と思うに至った。そうこうしているうちに、武道に関わる中でたくさんの疑問にぶつかった。刀を振り回し、体を動かし、といったこと以外に色んなことを知りたくなった。

私の武道の出発点は剣道。そして、たくさんの人から武道の話を聞き、多くの本を読むようになった。あくまで武道オタクのこの戯言は、剣キチの見聞録ならぬ「剣文録」としてみた。普段からそうだけど、別に人に武道を教えているわけでもないし、実績なんかまったくない。かといって、何か高いものを目指しているわけではない。人が興味を示しそうもないことにマニアックにはまりこんでいるだけ。どこかへ出掛けて広めようというわけでもない。自分がもっと武道のことを知りたいだけ。教えてもらったことを忘れたくないだけ。

そんなことで剣キチ村からの思索の旅をツラツラと書き留めていこうと思う。二匹の相方を抱えながら。

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